人生の分岐点、迷う40代のキャリアプランはこう描け!
あなたは、キャリアプランを定めることなく40代を迎えていることに、焦っていませんか?
そして、今からではもう遅いとあきらめてしまっていませんか?
もう人生半分過ぎちゃったしなぁ・・・
人によっては30代からそんな焦りを感じることもあるでしょう
だけど、「自分に何ができるんだっけ?どうせ何もできないよな」と、焦るわりには見て見ぬフリをして目の前の仕事をこなすことに注力したり、快楽だけを求める娯楽に走って時間を無駄にしてしまうのです
「7つの習慣」でご紹介した下の図でいう、領域III(中断)や領域IV(無駄)ですね。
今からでも遅くないですよ!
過去に取り組んできたことを振り返って分析し、これからどう取り組んでいくのか、マインドセットを変えることができる考え方が「45歳の教科書 戦略的「モードチェンジ」のすすめ」に書いてあります
グサリと刺さるタイトルで、書店で手に取らないビジネスパーソンはいないでしょう
「45歳の教科書 戦略的「モードチェンジ」のすすめ」の基本情報
著者:藤原和博
出版社:PHP研究所
定価:1,450円(税込)
ページ数:270ページ
出版日:2018年4月10日
著者の藤原和博さんは、「教育改革実践家」で、元リクルートのフェロー(上級研究員)
2003年、47歳のときに都内では義務教育初の民間校長として杉並区立和田中学校校長に就任
橋下元大阪府知事の特別顧問、佐賀県武雄市特別顧問を経て
2016年から2年間、奈良市立一条高等学校校長を務める等、現場での実績が豊富なお方
電子書籍だとスマホやタブレットで読めますよ!
私のヘビーユーザー(散財)な読書アプリ紹介しておきます
とにかく豊富で選ぶだけで時間が過ぎるけど、それは時間の無駄なのでしょうか(;'∀')
この本で学べること
・人生100年時代の折り返し地点である40代、このままでよいのか?変えたいのか?
・自分らしさを最大化して生きていくための「キャリアの大三角形」の考え方
この本のエッセンス
キャリアの大三角形
文章よりも、視覚化したほうが直観的に分かりやすいので、絵だけで解説します。
20代、30代でライフラインを形成する
40代でチャレンジするための基礎作りをします
ここは読者のみなさんもできていることが前提になります
・・・が、今現在20~30代前半のみなさんは、今までやってきたことを改めて振り返り、ここから始めればよいのではないでしょうか
30~40代で試行錯誤し、45歳は「100万人の1人の自分になる」をテーマにする
30代で試行錯誤する、というのが最も差がつくところな気がします
まだまだ失敗しても学んで挽回できるタイミングなので、興味のあること、関心のあることに果敢にチャレンジするのが重要です
また、やってみないと「本当にやりたいこと」、「ありたい姿」は明確なイメージがつかない、と「ブレイン・プログラミング」でも書いてありましたね
50代からは3次元的に人生の自由度を設計していく
アート、自己啓発、哲学は人生の自由空間を拡げる有効な手段かもしれません
普段の生活だけでは絶対に気づけないセンスが特にアートにはあります
ぼんやり眺めて「なんかいいな」だけではダメで、なぜいいと思うのか?なぜ好きじゃないと思うのか?
意義やメッセージ性を想像するように鑑賞することをおすすめします
8つのキーワード
①自分をレアキャラ化する
身に着けたキャリアを掛け算して、進化/深化させていく。
100万人の敵の中から勝ちあがる1人ではなく、100万人に1人の存在となること
②自分にぴったりの仕事は探さない
特に最初の1歩は事故のようなもの
仕事を自分のものにしていき、仕事から「力」をもらうという意識が大切
会社の環境はあなたがスキルを習得するために利用するためのものなのでフル活用しよう!
③自分を語れる表現をもつ
いくら素晴らしい考え方を持っていても、表現できなければ伝わらない
そのために本をいっぱい読んで表現力を学び、たくさん人と会ってコミュニケーションのパターンや思考を学びましょう
④セルフ・リストラする
「いい人」であることをやめる
要らないものや関係は、捨てる、辞める、避ける、断る、逃げる、減らす
⑤運動エネルギーの履歴書を書く
地位(Position)ではなく、実行(Execute)してきたことを正しく書き出す
どこにエネルギーを注力していて、なりたい姿に向かっているか?逃げてないか?を視える化することができます
実行したことだけでなく、感じたことを追加してみるのもよいですね
同じ状況に陥ったとしても、そのときの成長っぷりによっては感じることが違うこともあるはず
それを視える化することで成長を実感するとともに、軌道修正がしやすくなります。
⑥21世紀は成熟社会
細々と進歩してる部分はあるものの、基本的な社会構造や科学技術は成熟しているとみてよい
あとはそれらの応用といったところ
だからこそ、つなげる力、編集する力、複眼思考(多角的な視点や価値観で考えること)が大切!
⑦仕事は時給で考える
高収入でも長時間労働ではQOL(Quality of Life)低い・・・かもしれない
⑧40代までに「信用」を積み上げる
信用を高めていくために必要なことは、
・挨拶ができる(コミュニケーションの基本)
・約束を守る(逆に、できない約束はしない)
・古いものを大事に使う
・人の話が聴ける(傾聴力)
・筋を通す
・他人の身になって考える(寄り添い)
・先読み行動
・気持ちや考えを表現する
・潔さ
・感謝と畏れ
体力/学歴/賞/金額 等は無視できないが、より大切なのは経験/教養/苦労/無償で動く
所感とおすすめ度
著者の藤原和博さんは学校教育で成果を上げたり、メディア出演されたりと実績が豊富で、説得力がありました。書籍のタイトルは「45歳の教科書」とありますが、20代後半~30代前半の世代が読んでおくとよいと思います
若ければ若いほど失敗できるし試行錯誤できるからです
「死に至らぬ傷は人生の糧となる」
これは「THE QUARRY~悪魔のサマーキャンプ」というゲームの中で序盤に出てきたキーフレーズですが、なんか妙に感銘を受けて、今の私の座右の銘になっています
※有名な欧米の諺なのかな?とも思ったけど調べても出てきませんでした
今日が人生最後の日だとして、後悔しないように考えて行動する
もう一度、頑張ってみようと思います
おすすめ度:★★★★★
キャリアの大三角形をヴィジュアル化しながら、
あ、そういうことか、と妙に納得。
実績のある人の言葉は突き刺さります...
電子書籍だとスマホやタブレットで読めますよ!
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とにかく豊富で選ぶだけで時間が過ぎるけど、それは時間の無駄なのでしょうか(;'∀')