インサイド・アウトの考え方
「お願いしたのにやってくれない」「分かってくれない」
「あの人のせいだ」「行政が悪い」「会社が悪い」
「選挙なんて誰に投票しても同じだ」.......
あなたは日々、自分自身の外側に問題があると思ってませんか?
私がヘボいのは世の中が悪いからだ・・・!
「インサイド・アウト(Inside-out)」という考え方は極めて重要です
自分自身の内面から始めて、外に目を向けていこう、という考え方です
これは、よほどの成功/失敗経験がない限り意識しないとできない思考で、習慣づける必要があります
でもどうやって?何を意識すればいいの?
誰もが一度は、あるいは毎日のように考えることであり、不意に不安感に襲われる要因のひとつです
何か変われるきっかけ、それがこちらです
↓マンガでシーンをイメージしながら実践的に学ぶこともできます↓
↓このブログもそうですが、13歳でも分かるように解説してくれるとありがたいですね!
「7つの習慣 人格主義の回復」の基本情報
著者:スティーブン・R・コヴィー
出版社:キングベアー出版
定価:2,376円(税込)
ページ数:521ページ
出版日:2013年08月30日(新訳版)
※日本での初版は1996年(北米では1989年)
・世界中で4,000万部以上、日本でも240万部以上発行された言わずと知れた名著
・発行から30年以上経った今でも世界中の多くの人に読まれ続けている
・その理由は、普遍的な人の社会に関わる行動の成長原理にある
電子書籍だとスマホやタブレットで読めますよ!
私のヘビーユーザー(散財)な読書アプリ紹介しておきます
とにかく豊富で選ぶだけで時間が過ぎるけど、それは時間の無駄なのでしょうか(;'∀')
この本で学べること
・良い人生を送るための考え方と行動の軸について、習慣とするべき7つの観点
※良い人生とは、人格の形成を重視すること
・それぞれの観点を日々の生活に反映し、「習慣」とするために、気を付けるべきこと
この本のエッセンス
7つの習慣とは
依存から自立、そして自立から相互依存という、人が社会成長する原理に基づいて7つの習慣として定義されています。
私的成功
私的成功
自分自身の成功、他者依存から自立へのプロセス
第1の習慣・・・主体的である
第2の習慣・・・終わりを思い描くことから始める
第3の習慣・・・最優先事項を優先する
公的成功
公的成功
複数の自立した人が集まって目指す成功
第4の習慣・・・Win-Winを考える
第5の習慣・・・まず理解に徹し、そして理解される
第6の習慣・・・シナジーを創り出す
第7の習慣・・・刃を研ぐ
7つの習慣の順番はとても重要で、依存している者同士では他者との成功は絶対にありえないので、必ず「私的成功の習慣」から順番に手を付けていきます
最終的には全てを両立させるように行動していくことになります。
習慣1 「主体的である」とは
影響の輪
自分で直接または間接的に影響を与えてコントロールできること
関心の輪
過去や事実等、自分の力では影響を与えたり、コントロールできないこと
(例)他人からの批判、上司の機嫌、前期の人事評価 等
二つの輪への関わり方
・何が起きても、その影響は自分自身で反応/選択が可能である、と理解すること
・様々な環境変化に対し、「私は」「我々は」を主語にして行動して、影響を与える領域を増やす
「影響の輪」の広がりは、気が付けば「関心の輪」を喰っていくことになる
主体的に考動できる人は、難しい環境をも変えることができます
分かりやすい表現でいうなら、「当事者意識」をもつこと、ですね
自分だったらどうするか?を常に考えること!
習慣2 「終わりを思い描く」とは
・目の前の仕事をこなすことに集中するのではなく、何のために、どうありたいのか、を考え抜き、そのために必要なことに時間を費やす
・どういう人生でありたいか、の設計図=Mission Statementを描く(知的創造)
・自分の重心を明らかにして、「原則」に近づけていく行動を繰り返す(物的創造)
「どうありたいか」、は1つではなくカテゴリ毎にあるはずです。
会社ではどうありたい?
家族ではどうありたい?
交友関係はどうでありたい?
どうやって収入を得ていくのが幸せか?(そりゃFIREでしょうよ...)
習慣3 「最優先事項を優先する」とは
第 I 領域、第 III 領域で心身をすり減らしながら、仕事終わりや休日はには第 IV 領域に逃げ込むことが多いのではないでしょうか?
第 II 領域こそが、主体性が試される領域であり、広げていくことが極めて重要
自分でやるべきことを考え、計画して、行動しなくてはなりません
そのために、習慣2のMission Statementで長期的な計画を練り、それを役割毎に一週間でやるべきことをリストアップし、スケジュールに入れ込みます
あなたは今、どの領域にいるでしょうか?
日々のタスクがどの領域に属するものなのか?
第 IV 領域に落ちてないか?
これを意識するだけでも大きなマインドチェンジになるはずです
習慣4 公的成功「Win-Win」とは
これはどんなシーンでも、誰もがイメージしやすい思考です
・Win-LoseやLose-Winではなく、あなたにも、私にもメリットがある第3の方法を常に考えることであり、思いやりと勇気をもつことが重要
・成果とガイドライン、リソース、評価基準と結果を明確にして、共有することが必要
習慣5 「まず理解に徹し、そして理解される」とは
あなたは、会話で「次に自分はどう話そうか?」と思いながら相手の話を聞いてませんか?
解釈か、助言か、良し悪しの判断か、論破してやろうか 等...
どれも相手の話を「聴いてない」ということなんです
それでは、相手もこちらを理解してくれないですよね
・相手を大切にして、相手の立場に立って、本気で理解すること
・間違えたと思ったらすぐに素直に謝ること
・自分の考えを、相手の立場に立ったうえで説明すること
ビジネスシーンでは意識できても、
プライベート(特に対家族)で出来ないことが多いです...
これってなんででしょうね??
習慣6 「シナジーを創り出す」、とは
※シナジーとは日本語では相乗効果っていう意味
・自分と違う意見の人と話をして第3の案を見出し、違いを尊重し、相手の立場の裏事情を理解するように努める
・心理的に、両者ともに正しいということがある、と理解する
習慣5があってこその習慣6ですね
習慣7 「刃を研ぐ」、とは
習慣1~習慣6について、4つの側面から日々セルフメンテナンス(鍛錬/管理)する
・肉体・・・運動、栄養、ストレスマネジメント
・知性・・・いろんな人の考えや原理を読書で鍛錬する。執筆活動も効果的
・精神・・・自分の心の中を見つめ、何をどう思いどう感じたかを改めて熟考する(内省)
・情緒・・・コミュニケーション、自然とのふれいあい
所感とおすすめ度
書店に行く度に必ず置いてある「7つの習慣」が、そんな名著だとは思いもせず、上司に薦められるまま読み進めた1冊です
どちらかというと成功哲学書なので、簡単なことを小難しく表現してる部分も多々ありましたが、内容は理解しやすく日々の生活で心掛けたいことばかり
気を付けていきたい、と思っていたことが言語化されていたので頭の整理になりました
1冊目の記事で紹介した「ブレイン・プログラミング」同様に、自分が成し遂げたいことを良心に従ってリストアップし、日常生活にInputしていくことで、望む姿に近づけるのでは、と前向きに思える1冊です
おすすめ度:★★★★★
すべてのビジネス本の基本となることが書いてあります
そして意外と読みやすい!
絶対に必読!!
↓ 行間や実例をしっかりと分かりやすく理解するなら、これがおすすめです!
電子書籍だとスマホやタブレットで読めますよ!
私のヘビーユーザー(散財)な読書アプリ紹介しておきます
とにかく豊富で選ぶだけで時間が過ぎるけど、それは時間の無駄なのでしょうか(;'∀')